牛乳アレルギー、牛乳嫌いの子ども(幼児期)を持つお母さんが心配なこと。
その一つが成長に必要な「カルシウムがしっかり摂取できているか」だと思います。
結論を言うと、カルシウムは牛乳などの乳製品以外にも含まれています。
毎日のお食事にカルシウムが多い食材を積極的に摂り入れることで、カルシウムは補うことは可能です。
今回の記事では
- 子ども(幼児期)に必要な1日のカルシウム量
- 牛乳以外のカルシウムが豊富な食材
- カルシウムの吸収を促進させる食材
についてご紹介します!
幼児期に必要なカルシウム摂取量
カルシウムは成長期に必要な栄養素です。
カルシウムは大切な栄養とわかっていても、具体的にどのくらいの摂取量が必要なのかわかりにくいかと思います。
そこで、幼児期のこどもに必要なカルシウム量を表にしました。
1日のカルシウムの食事摂取基準
男の子 | 女の子 | |
推奨量 | 推奨量 | |
1~2歳 | 450mg | 400mg |
3~5歳 | 600mg | 500mg |
6~7歳 | 600mg | 500mg |
参考:日本人の食事摂取基準(2015年版)
※推奨量とは、ほとんどの人が1日の必要量を満たすと推定される1日の摂取量です。
牛乳アレルギー・牛乳嫌いのお子さんにおすすめ!カルシウムが摂れる代替食品
乳製品にはカルシウムが豊富に含まれていることが有名ですが、他の食材にもカルシウムは含まれています。
乳製品以外にカルシウムが多く含まれている食材には
- 魚介類
- 大豆製品
- 野菜
- 海藻
- 種実類
などがあります。
具体的な食材とカルシウム含有量をまとめました。
乳製品以外の食材のカルシウム含有量(100gあたり)
魚介類 | しらす干し | 520mg |
ししゃも | 350mg | |
ワカサギ | 450mg | |
いわし丸干し | 440mg | |
干しエビ | 7100mg | |
大豆製品 | 木綿豆腐 | 86mg |
納豆 | 90mg | |
凍り豆腐 | 630mg | |
きな粉 | 190mg | |
野菜類 | モロヘイヤ | 260mg |
大根葉 | 260mg | |
小松菜 | 170mg | |
切り干し大根 | 500mg | |
海藻 | 乾燥ひじき | 1000mg |
乾燥わかめ | 960mg | |
種実類 | いりごま | 1200mg |
骨まで食べられるじゃこやししゃも、骨ごとすり身にしたつみれ、丸揚げなどのメニューはカルシウムが豊富です。
またしらす、桜エビ、いりごまをご飯にふりかけの代わりに振ったり、大豆製品を毎日の食事に摂り入れると手軽にカルシウムを補うことができます。
カルシウムを効率よく吸収するための工夫
カルシウムと一緒に摂取して欲しいおすすめの栄養素はビタミンDです。
ビタミンDは、カルシウムの吸収をよくします。
さらに、カルシウムが骨に沈着するのを促す働きもあります。
ビタミンD は魚類やきのこ類に多く含まれています。
乳製品アレルギーがあるお子さんのお母さんは「カルシウムが足りないのでは」と不安に思うこともあると思います。
日々の食事にカルシウムが多い食材を摂り入れることで、カルシウムを補うことができます。
少しでもお役に立てるように、乳製品不使用、大豆製品やごまなどのカルシウムが豊富な食材を使ったおやつレシピもご紹介しています。